SIM比較

徹底比較!キャリアSIMと格安SIMの違いって?

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キャリアSIMと格安SIMの違い

キャリアSIMの特徴

①サポートが手厚い

キャリアSIMは基本的に全国に無数に存在するショップや家電量販店、その他事業所等で対面で契約を行い使用をするサービスです。
操作が分からなかったり調子が悪かったりなど、使用しているスマホやタブレットの駆け込み寺としてほとんどの業務を無償で行ってくれます。
問い合わせダイヤルも用意されているため、家にいながらにしてサポートを受けることも可能。
何か問題があった場合に手取り足取り操作を教えてもらいたい場合に最適です。

②回線品質が良好

通信網や基地局、飛んでいる電波などの品質が格安SIMに比べて非常に太く、お昼休みやゴールデンタイムなどの回線が混む時間帯でも極端な速度の減衰などは起こりづらいです。
また、カバーエリア内で圏外になってしまう「エリア内圏外」といった事象も起きにくく、総じて回線は安定しているということが言えます。
また、テザリングを使用することが多いユーザーはどの端末でも問題なく使用することが出来るため、キャリアSIMを選んだほうが良いと言えるでしょう。

③キャリアメールが使用できる

携帯電話のアドレス「○○○○@docomo.ne.jp」や「△△△△@ezweb.ne.jp」などのモバイル回線で使用してきたキャリアメールを使用することが出来ます。
何らかのサイトでの会員登録を行う際に、PCのメールだけでなくモバイルのメールアドレスも必要とするようなサービスはまだまだたくさんあるため、こういったメールアドレスが使用できるのは大きな強みです。
昔から使用しているメールアドレスだからできれば変更したくない…という場合にも対応できます。

④支払い方法が多い

クレジットカードでの決済が多い世の中ですが、携帯料金や公共料金は銀行引き落としを使用しているという方は多いです。
そういった場合にも大手キャリアであれば口座振替、請求書支払いなどの多数の支払い方式に対応しているため、それぞれの使用環境に合った決済方法を選ぶことが可能です。

⑤月額料金が高い

「格安SIM」と区別されて表現されているだけあって、使用料金や月額料金は高く設定されています。
プランにもよりますが、格安SIMと同じ条件であっても平均して2,000円~3,000円は月額が高くなることがほとんどです。
例)ドコモのSIM契約の場合

出典:ドコモ

一見するとそこまで格安SIMと変わらないように見えますが、4,380円は割引適用後の税抜価格という点に注意してください。
つまり「一人で契約、ドコモ光ではない、年会費がかかるdカードはそもそも選択肢に無い」という方は税込7,205円かかります。
見かけではなく内容をしっかり見てから金額の比較を行うようにしましょう。

格安SIMの特徴

①月額料金が非常に安い

格安SIMはその名の通り、月額などがとにかく安いです。毎月のランニングコストを削れるというのは非常に大きく、最大のメリットと言えるでしょう。

出典:NifMo

キャリアSIMと比べて平均して1,000円以上、プランによっては2,000-3,000円程度変わることも珍しくありません。
とにかく月々の支出を抑えたいという方に特におすすめです。

②スマホを選ばず使用できることが多い

キャリアSIMの場合、スマホと一緒じゃなければそもそも契約できなかったりする場合もあり、組み合わせの自由度がかなり少ないです。
しかし格安SIMの場合は事業者によってはスマホとセットで販売をしている場合もありますが、基本的にはSIMカード単体での契約が主です。
スマホを新しくしたけど子供のおもちゃとして最低限のSIMを挿した古いスマホを再利用したい、格安スマホ端末を購入したからメインのスマホと分けて使用したいなどの様々なニーズに対応できます。

③各大手キャリアとタイアップしている格安SIMも

大手キャリアの光回線(ドコモ光やauひかり、ソフトバンク光など)やその他サービス(ひかりTVや各種クレジットカードなど)を使用していると、SIMカードの割引がある事業者も数は少ないですがいくつかあります。
うまく利用すると更に月額料金を節約することができます。

④プランの組み合わせが柔軟

大手キャリアのSIMカード契約はプランの種類は非常に少なく、自分にピッタリ合うプランというのが見つからない場合があります。
基本は家でWi-Fiを使用するけどたまに外出した時にネットサーフィンくらい出来るようにしておきたい、万が一のサブとして連絡手段を持っておきたいなど、人や環境によって様々な通信機器の持ち方があります。
格安SIMであれば豊富なデータ容量や課金形態、段階料金プランに豊富なオプションなどを自由に取捨選択できる事業者が多数あります。

⑤サポートが大手キャリアほど充実していない

格安SIMを格安足らしめている最大の予算削減ポイントは人件費とリアル店舗の運営費用です。最近は店舗を持つ格安SIM事業者も増えてきましたが、それでもまだまだネットでの契約で完結というSIMカードは少なくありません。
サポートダイヤルが繋がりにくかったりそもそもチャットサポートしか対応していなかったり、別途月額を払わないとサポートが受けられなかったりという場合もあります。
対面で全て教わりながら契約や操作を教えてもらいたいという場合は希望に添えない場合も大いに考えられるという点は注意しましょう。

⑥回線速度や電波が不安な場合も

大手キャリアは多数の基地局を建て、エリア内であればどこにいても混雑で繋がりづらい…というのは災害などを除いてあまり見られません。
しかしながらその大手キャリアの電波を間借りしてSIMカードとやり取りをしている格安SIMの多くは混雑する時間帯(昼休憩時間やゴールデンタイムなど)の速度が安定しない場合があります。
1Mbpsを下回ってしまって動画再生やゲームなどが満足にプレイできない場合も。
理論上変わらないというような内容も耳にはしますが、その事業者が混雑していた場合はほぼ間違いなくこういったデメリットが存在します。
エリアや地域などでも全然変わりますので、そちらに関しては事前に口コミなどでリサーチを行う必要があります。

両者SIMはそれぞれどんな人におすすめ?

キャリアSIMを選ぶべき人

・月額が多少高くても安心のサポートを受けたい人

・三大キャリアの他のサービス(光回線、クレジットカード、公共料金サービス)を使用していてセットで安く使いたい人

・回線速度や通信品質、安定性を求める人

格安SIMを選ぶべき人

・月額料金、ランニングコスト、導入費用などをとにかくオトクに使いたい人

・スマホ端末を持っており、とりあえず通信が出来るようにしておきたいという人

・自分にピッタリ合った無駄のないプランを選びたい人