ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアは格安SIMに比べ、非常に金額が高いとされています。
こちらでも触れていますが、どうしても格安SIMよりも割高です。
しかしながらこれはあくまでも全て正攻法に則った場合のお話で、様々なテクニックを駆使することにより月々の利用料金を抑えて賢く使用することが可能です。
早速その内容を見ていきましょう。
目次
3大キャリアのスマホを安く使う裏ワザ
①一括0円と実質0円を賢く使う
携帯電話を契約したり、家電量販店などに行った際に目にしたことがある方も多いと思う文言の「実質0円」「一括0円」。
実際に上記を利用してスマホを入手したことがあるという方もいるかもしれません。
実質0円とは?
実質0円というのはスマホの月々の使用料である「スマホ端末代金+通信費用」のスマホ端末代金の部分を通信費用を割り引く事で相殺する手法です。
例
月々のスマホ端末代金3,078円+月々の通信費用7,238円=月10,316円
↓
月々のスマホ端末代金3,078円+(月々の通信費用7,238円-通信費割引3,078円)=月7,238円
このように「実際にスマホ端末代金は支払ってはいるがその分の金額が割引されているので実質タダで端末を取得できる」のが実質0円です。
月々の通信費用は割引されますが、端末料金は基本的に払い続けなければならない、年縛りがある、途中解約の場合残債は全て一括で払わなければいけないなどの制約が多いのと実際にどれくらい割り引かれているのか分かりづらいという点から2019年の電波通信事業法の改正を受けて「端末の割引は例外なく20,000円まで」と定められてしまったため、こういった施策は姿を消しました。現在でもやっているのは楽天モバイルが提供する「Rakuten Hand」が該当します。
※ホームルーターや光回線などの「モバイル端末以外」のものに関しては引き続き実質0円などの施策は行われています。
一括0円とは?
一括0円ですが、こちらは「スマホ端末の代金自体を全て無料にし、月々の通信費用のみにする」という端末料金が0円という実質0円よりかなり分かりやすい内容になっています。
例
月々のスマホ端末代金3,078円+月々の通信費用7,238円=月10,316円
↓
(月々のスマホ端末代金3,078円-月々のスマホ端末代金3,078円)+月々の通信費用7,238円=月7,238円
最終的な金額は実質0円と変わりませんが、スマホの端末代金自体がかからないため、月々の通信費用の割引施策を適用すればそのまま月額料金が安くなるという点が大きく違います。
コチラのほうが安くなる可能性が高いということも言えます。
しかし、こちらも残念ながら2019年以降、ほとんど見なくなってしまいました。
賢く契約を行っていた人だけでなく一般利用者も恩恵に預かれなくなったという点で電波通信事業法の改正自体、あまりメリットが無かったように思えますが法で規制されてしまった以上は仕方がないと割り切るしかありません。
ですがこちらの一括0円に関してはまだ施策を使用できるチャンスがあります。
3G回線使用端末からスマホへ乗り換えは規制の対象外
スマホ以前に使用されていた通称「ガラケー」から新しくスマホなどに機種変更を行う場合、一括0円が適用できる場合があります。
理由としては3G回線が各キャリア、順次終了になるからという「事業者側の都合だから」という事になります。
au | 2022/03 |
ソフトバンク | 2024/01 |
ドコモ | 2026/03 |
しかしここで注意しなければならないのが「4G対応のガラケーは適用外」という点です。
ガラホとも呼ばれる4G対応のガラケーは比較的新しい上に4G回線の終了はまだまだ先になるため、そちらは注意が必要です。
また、必ずしもどこの店舗でも一括0円をやっているという事ではなく、キャンペーンや施策などでゲリラ的に行われる場合がほとんどです。
逐次チェックや電話問い合わせでないと教えてくれない、店頭掲示すら出来ない店頭で実際にスタッフに聞かないとわからない施策なども多くあるため、情報収集をマメにする必要があります。
ただ、中には10万円以上の機種が0円で手に入ったりなどもザラなため、非常にお得になるということが言えるでしょう。
②余計なオプションなどが付いていないかを確認する
10年ほど前に比べて現在はオプションの数自体が非常に少なくなっているため、こちらで変わる金額は昔よりは少なくなりはしているものの、まだまだ余計なオプションにお金を払い続けているという場合が散見されます。
通話かけ放題
こちらを入れっぱなしという方は非常に多いです。
国内通話かけ放題は一見すると便利に思えますが、LINEやDiscord、ZOOMやGoogle meetなどの通話アプリもたくさんある中でこちらを活用しているという環境の方は非常に少ないです。
思い切って外した結果、料金が安くなったという声も少なくありません。
あんしん保証パック
スマホの破損や配送交換などは便利な上に確かに安心なので付けておくというのは悪くありませんが、それ以外の電話でのサポートなどに月額を支払っているというケースがあります。
こちらの場合は無駄になっている場合が多く、そもそも電話をするための電話機について聞きたいのにその電話機を使用しながらじゃないと使えないサービスって…?という事になります。
3大キャリアであれば困ったらショップに行けばいいだけですし、こちらも外してしまって構わないでしょう。
セキュリティパック
迷惑電話をブロックしてくれたり詐欺サイトをブロックしたりなどの機能が付いているものが多いです。
しかしながらこちらも変な電話番号から電話が来た場合そもそも取らないですし、詐欺サイトを視聴したからといって変にサイト登録などをしない限りは料金などが発生することも無いです。
少し前に流行った不当請求を行うサイトも最近見ませんね。
そもそも無料で有用なアプリもたくさんありますからこちらも外してしまうと良いでしょう。
その他データオプション
主にau、ソフトバンクなどで多い事例ですが、テザリングオプションやデータシェアオプションが付いている場合があります。
テザリングとはスマホをモバイルルーターとして使用し、他のWi-Fi機器をネットに繋げる機能です。
ほとんどのプランで無料で付帯していますが、小容量のプランなどでは別途料金が発生している場合があります。
また、端末を複数台契約している方はデータシェアのオプションが付いていないかどうかも確認しましょう。
こちらは端末Aと端末Bのデータ容量をそれぞれの端末でシェアできるというサービスです。毎月使用するデータ容量がまちまちで、使用している場合もあるのなら別ですが、そうでないならこちらも不要なオプションになります。
③サービスを一本化して割引を受ける
どのキャリアにも言えることですが、スマホやタブレット、携帯端末以外のサービスを一緒にすると安くなります。
代表的なところでいくと光回線とのセットでの契約が多く、他にもSoftBank Airなどの家庭用Wi-Fi端末、電気契約、キャリアのクレジットカード使用割引などが挙げられます。
光回線はdocomoだけど端末はauを使っている…というような場合はこちらも乗り換えをしたほうが良いでしょう。
まとめ:料金の見直しをして賢く節約!
このように大手キャリアだからといって必ずしも毎月大きな金額を払わなくても良くなる可能性はたくさんあります。
この辺りを確認するためにも一度ショップに行ってみて安くできる部分がないか検討してみると良いでしょう。