SIM基礎知識

SIMフリースマホの仕組み。キャリア販売スマホとの違いは?技適って?

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そもそもSIMフリーとは?

SIMフリーとは「SIMロックがかかっていない」状態を指します。SIMロックというのはdocomoならdocomo、auならauといったようにそのキャリアでしか使用できない状態です。

2021/10/1以前に発売のスマホを契約した場合、SIMロックが解除されていないスマホも中にはあります。それ以降発売のものであれば総務省から全面的にSIMロックは禁止されたため、こちらはそもそも気にする必要がありません。

SIMロックに関してはこちらの記事を参照してください。

上記のようにSIMフリースマホというのは「SIMロックがかかっていないスマホ」ということが言えます。

SIMフリースマホの選び方

①自分の使用するSIMのバンドを確認する

バンドというのは周波数帯のことで、各キャリアで違います。

バンドが違うと通信が不安定になってしまったり通信自体ができなかったりなどさまざまな弊害があります。

スマホの仕様に対応しているバンドが記載されているため、自分の手持ちのスマホの名前で検索をかけてバンドの仕様をチェックするとよいでしょう。

Xperia 10 Ⅱの仕様表 出典:SONY

このようにバンド表記されていますので上のバンドの記事と併せて読んでみてください。

②技適マークがついているかどうかを確認する

技適とは「技術適合証明」の略称です。日本には電波法という非常に歴史のある法令があり、こちらの内容で日本では未認証の電波を発する機器を日本国内で使用してはいけないという旨が定められています。

これにより、IoT全盛の今でも世界的に流行しているガジェットが日本では使用できないなどというガラパゴス現象が頻繁に起こっています。

政府は特例制度を設けて届け出さえすれば技適未取得端末であっても180日間は電源を入れて使用できるようになってはいるものの、実験目的や検証目的などの明確な理由が必要なため、残念ながら積極的に利用されているわけではありません。

この技適がついていないと日本での使用は原則できないため、特に海外のSIMフリースマホなどは注意が必要です。

③端末と相性が悪ければSIMの切り替えも視野に入れよう

手持ちの端末とSIMの使用する電波の相性が悪く、スマホがしっかり電波を受信してくれないなどの状況に陥った場合は慌てずSIMの切り替えを検討しましょう。

出典:マイネオ

それぞれau、docomo、ソフトバンクに対応しています。金額も変わらず、使用条件なども一切変わらないため気軽に変更することが可能です。

現在多くのMVNOが各種キャリアのSIMを用意しています。

④それでもうまくいかなければ端末を購入するのも手

ここまでやってもどうしても電波がうまく拾えない、スマホの動きが悪いという場合は思い切って端末自体を更新するのも一つの手段です。amazonや楽天などで海外製のスマホを手に入れるなども良いですが、とにかく安く済ませたいのであれば中古のスマホを検討するのも有りです。

まとめ

  • SIMフリースマホはSIMロックのかかっていないスマホ
  • SIMロック解除自体は簡単
  • SIMフリースマホが手持ちのSIMで通信できるかは仕様次第
  • 技適マークを必ず確認

SIMフリー=なんでも問題なく使用できるということではありません。それぞれ注意しなければいけない点を調べながら便利に使用しましょう。