スマホ端末って新品で購入すると高い…
アプリなどに活用するためにもっと手軽に2台持ちしたい…
そんな要望を叶えてくれるのが中古スマホです。
中古スマホは非常にお買い得になっており、ものや状況によってはほぼ新品に近い状態でも半額程度で購入できる場合も。
しかしながら中古のスマホを購入する際に何点か気をつけなければいけない点があります。
今回はその注意するべきポイントを4つに絞って解説します。
目次
中古スマホってどんな事ができるの?
中古のスマホといっても基本的には最新のスマホと仕組みなどが極端に変わるわけではありませんので
- インターネットを利用する
- メールなどを利用する
- アプリやゲームを活用する
- 動画や音楽を視聴する
などのおおよそスマホで出来ることはほとんどが可能です。
もちろんSIMカードを挿せば通常のスマホとして使用することも出来ますし、SIMカードを挿さなくてもWi-Fi専用機として使用することも可能。
家の中だけなどの限定された場所で使用するのであれば追加で費用もかからないWi-Fi使用は非常におすすめです。
中古スマホのメリット・デメリット
では一体中古のスマホを使用することによるメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
メリット
価格を安く抑えることが出来る
例えばついこの間発売したばかりのiPhone13の中古価格を見てみましょう。
iPhone13の新品の価格はこちらを参考にしてください。
このように、発売してまだ2週間程度しか経っていないiPhone13ですが、既に10,000円近く値下がっていることが分かります。
とにかく端末を安く購入して格安SIMを挿して運用したい、Wi-Fiで活用したいという方には中古の端末というのは非常に強い味方になります。
ただし、iPhone13などの人気の機種に関してはとにかく売り切れるのが早いため、こまめなチェックが必要ということが言えます。
種類が豊富
実はスマホ業界というのは現行のモデルというのはそんなに多くありません。
更に言ってしまうと新しく出た機種が必ずしも優れているわけではなく「1つ前の方が電池持ちが良かった…」「前の機種のほうが使いやすかった…」などの声が多い場合もあります。
中古スマホを探すと、過去の名機と言われたものもたくさん発見することが出来るため、自分の好みの機種、評価の高い機種などを探して購入することが出来るのも大きなメリットの一つ。
スマホを調べる力にも繋がるため、積極的にいろいろな機種を調べてみると良いでしょう。
デメリット
状態が悪いものだと操作感が悪かったりするものも
中古スマホはもちろん中古ですから、人に渡ったものを販売しています。そうなると中にはどうしても傷が付いていたり保存状態が悪くて動作が不安定なものもあります。中には付属品が欠品しているものもあったりします。
リユースモバイル・ジャパン(RMJ)がスマホやタブレットの中古販売の指標のガイドラインを2019年に公表し、現在は5段階の評価に分けて中古品の状態が明示されています。
- Sランク:未使用品
- Aランク:美品
- Bランク:中程度品
- Cランク:使用済み品
- Jランク:ジャンク品
このうちSランクやAランクのものであれば使用感も少なく、ほぼ新品同等と思って問題ありません。
しかしながら古い機種などはBランクやCランクのものも多く、汚れや傷など神経質な方には向いていない場合もありますのでそれくらいのランクのものを購入するのであればネットで購入ではなく、実物を見ながら検討できる中古ショップなどに足を運んだほうが良いでしょう。
OSアップデートが出来ず、セキュリティ面の不安や新しいアプリが使用できない場合も
iPhoneであればiOSはよほど古いものでは無い限りアップデートが可能ですが、AndroidOSに関しては数年程度で新しいアップデートに対応できなくなってしまいます。
アップデートが出来ないと最新のアプリやゲームが動作しない場合があるのはもちろん、それ以外にもセキュリティ面での脆弱性が懸念されます。
メイン機として使用したい、個人情報の入力の機会も多いというような使い方が想定されるのであればある程度新しいものから探すと良いでしょう。
中古スマホを購入する際に気をつけるべきポイント
①赤ロムは避ける
皆さんは白ロム、赤ロムという単語を聞いたことはあるでしょうか?
白ロムは残債などもなく、キャリアへの支払いも終わっていて全く問題なくネット通信が出来る機種です。
対する赤ロムは残債があったり通信費の延滞などがあったりしたまま中古に出回ってしまった機種で、ネット通信ができなくなっている、もしくはできなくなる可能性のある機種になります。通常のスマホとして運用をしたいのであればこちらは必ず確認しましょう。
確認方法はスマホの製造番号である16桁のIMEIを各キャリアの「ネットワーク利用制限携帯電話機の確認」ページに打ち込めばOKです。
この判定で○が出ればOKですが、△はネットワーク利用の制限がされる可能性がある状態、×の場合はネットワーク利用が制限されている状態です。
もし×が出ているようであれば赤ロム保証がある場所であれば返品交換を受けてくれますので、こちらはしっかりチェックしてください。
②現在使用されているバンドと合っているかどうかをチェック
こちらの記事でもお話しましたが、各キャリア通信に使用をしている周波数帯が違います。
周波数帯が違うということは他のキャリアのSIMカードを挿れてもうまく動かないことがあるということになります。
iPhoneなどのキャリア関係なく共通の機種であれば問題ありませんが、メーカー製のキャリアスマホになるとそのキャリアで使用しているバンドで最適化されているということも珍しくないため、しっかりと仕様をチェックする必要があります。
③バッテリー状態の確認を
スマホの寿命は長い場合で5年程度保つ場合もありますが、バッテリーは使用頻度によっても多少の差異はあれど、大体2年程度で劣化してしまいます。
すぐに充電がなくなってしまって充電器が手放せない…という状態になっている機種も中にはあります。
バッテリー交換がすぐ出来るものであれば問題ありませんが、iPhoneなどは内蔵になっているためすぐに交換というのは難しいです。
バッテリーの状況に関しては必ず購入前に質問などしておくと良いでしょう。
まとめ
- 中古スマホは価格を抑えるのに役立つが何点か気をつけなければいけない点がある
- ある程度の傷や汚れは覚悟しなければいけない場合も
- 赤ロムは避ける、バンドの確認、バッテリーがじゅうぶんかどうかはマスト
価格のメリットが大きい中古スマホですが、しっかりと抑えるべきポイントを抑えれば節約の大きな助けになります。
もし分からない事があれば販売元に問い合わせてみたりなども効果的でしょう。