ahamo,povo,LINEMOはそれぞれdocomo、au、ソフトバンクのキャリアの「新プラン」と位置づけられています。
一時は別ブランド(サブブランド)として運用する予定でしたが、総務省からの勧告により現在の新プランという形に落ち着きました。
まずは共通する特徴を見ていきましょう。
ahamo,povo,LINEMO の特徴
共通点
3キャリアが提供しているそれぞれのサービスですが、こちらの大きな特徴が申し込みがオンラインのみでの申し込みになっていると言う点と、通常のプランと同じ回線品質でのネットワークを使用することが出来るという点です。
しかしながらキャリアメールには対応していないという点があるため、そちらに関しては注意が必要です。
また、新規/機種変/MNPに今まで当たり前のようについてきていた事務手数料ですがすべて無料、契約解除料金に関してもすべて無料となっています。
多くのMVNOと同じようなフットワークの軽さという点が大きな利点です。
反面デメリットとして、オンラインのみでの申し込みになっているため、それぞれのショップなどでの対面契約やサポートは一切行っていません。docomoのみ3,300円でahamoのサポートを行っていますが、基本的にはそちらもWeb申込みや各種手続きのサポートのみになっています。
極力人件費を削った体制が安さに繋がっているということになります。
自分で調べて基本的に何とか出来るデジタルユーザーやデジタルネイティブな若い世代にターゲットを絞った各キャリアのプランということが言えるでしょう。
それぞれの特徴
ahamo | povo | LINEMO | |
サービス開始 | 2021/3/26 | 2021/3/23 | 2021/3/17 |
月額料金 | 2,970円 | 0円 | ミニプラン/990円 スマホプラン/2,728円 |
データ通信量 | 20GB | 使い放題/330円/日 1GB/390円 3GB/990円 20GB/2,700円 | ミニプラン/3GB スマホプラン/20GB |
データ超過後の速度 | 1Mbps | 128kbps | ミニプラン/300kbps スマホプラン/1Mbps |
データ量の追加購入 | 1GB/550円 | 1GB/390円 | 1GB/550円 |
通話料 | 5分以内国内通話無料 超過時22円/30秒 | 5分以内国内通話放題550円/月 22円/30秒 | 5分以内国内通話放題550円/月 (LINEMO契約から1年後まで0円/月) 22円/30秒 |
eSIM対応 | ○ | ○ | ○ |
テザリング | ○ | ○ | ○ |
事務手数料 | すべて無料 | すべて無料 | すべて無料 |
契約解除料 | 無料 | 無料 | 無料 |
継続利用年数 | docomo 利用期間は引き継ぎ | au 利用期間は引き継がれない | ソフトバンク 利用期間は引き継がれない |
サポート体制 | Webサイトのみ ショップにて有料でサポート | Webサイトのみ | Webサイトのみ |
キャリアメール | × | × | × |
その他特徴 | 国際ローミング(海外データ通信)が追加料金不要で利用可能 | 基本料金無料、トッピングで自分で料金プランを作成 | LINEがカウントフリー |
この中では見かけ一番基本料金が高いahamoですが、国際ローミングが無料で行えたり5分通話し放題が付いてきていたりと通常のメイン回線として使用がしっかり出来るレベルです。
対するpovoは1.0までは基本料金がかかる状態でしたが、2.0になり完全フリープランに移行。トッピングを利用して自分で使う分のプランを自分で作成するというのが大きな特徴になっています。あまり使用しないのであればその分安く上げることが出来ます。(現在、1.0への新規契約は打ち切られている状況です。)
LINEMOは通話料無料オプションも入れると少し高めですが、LINEのカウントがフリーになっているため、LINEトークはもちろん、LINE通話もカウント外になるというのが大きなメリットです。
どのプランも一長一短がある+各キャリアと同品質の回線になるため、普段使用しているキャリアで特に不満がないのであればそれぞれのキャリアが提供しているプランに変更を行うのがベストと言えるでしょう。
ただし、docomo以外は利用期間が引き継がれないため、継続利用による割引などを受けていた方はその点は確認をしたほうが良いでしょう。